2022年度 日本情報科教育学会(JAEIS)第15回全国大会

開催概要

大会テーマ:Society 5.0の新しい情報科教育に向けて
日程:2022年7月2日(土)・3日(日)
会場:大阪学院大学(新型コロナウィルス感染拡大の状況によってはオンライン開催に切り替え)
問い合わせ先:taikai@jaeis.org

お知らせ

参加予定の皆さまへ

  • 領収書については,事前に参加申込・振込された方は,全国大会初日(7/2(土))以降に「全国大会参加登録ページ」からダウンロードできるようになります.
    それ以外の方は,当日,受け付けにて発行いたします.
  • 事前に参加申込をされなかった方でも,当日参加可能です.
  • 受け付けは,7/2(土)は9時30分頃,7/3(日)は8時50分頃に開始します.
  • 会場には無線LANの設備がございません.
    大会講演論文集など,必要な書類は予めダウンロードもしくは印刷してご持参ください.
  • 感染症拡大防止の観点から,以下のご対応をお願いいたします.
    ご協力頂けない場合は,退室などの処置を取らせていただきます.

    •  マスクの着用
    • ソーシャルディスタンスの確保
    • 手洗い・手指の消毒
    • 黙食

 

  • 以下の状況に当てはまる方は,参加をお控えいただきますようお願いいたします.
    なお,その場合の参加費の返却はできません.ご了承ください.

    • 罹患し治癒していない.
    • 「濃厚接触者」で待機期間中である.
    • 37.5℃以上の発熱がある
    • 強いだるさ(倦怠感)がある.
    • 息苦しさ(呼吸困難)を感じる.
    • 風邪の症状(せき,鼻水,喉の痛み,頭痛,筋肉痛等)がある.
    • 臭覚・味覚障害等がある.
  •  

  • 2022年6月17日:参加申込・振込の締め切りを6月24日(金)まで延長しました.
  • 2022年6月14日:研究発表プログラムの速報を掲載しました.
  • 2022年6月14日:日程概要を更新しました.
  • 2022年6月3日:発表申込・原稿投稿の締め切りを6月5日(日)まで再延長しました.
  • 2022年5月31日:発表申込・原稿投稿の締め切りを6月3日(金)まで延長しました.
  • 2022年5月24日:本大会は,現地会場での対面開催とします(新型コロナウイルス感染が急速に拡大した場合はオンライン開催に切り替え).発表者および参加者は,大阪学院大学までお越しください.
  • 2022年5月4日:大会Webサイトを公開しました.

大会趣旨

我が国が目指すべき未来社会の姿として,第5期科学技術基本計画において“Society 5.0”が提唱され,2020年4月から実施される学習指導要領に沿って小・中・高等学校での新しい授業が始まっている。小学校では「プログラミングの体験」をすること,中学校では「計測・制御やコンテンツに関するプログラミング」を行うこと,高等学校では「情報科の目標や育てる資質・能力など発達段階に応じた情報活用能力の育成」を目指している。また,高等学校学習指導要領の改訂ポイントでは,小・中・高等学校においては,学習基盤としての資質・能力(言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力等),現代社会の課題へ対応できる資質・能力の育成のために、教科等横断的な学習の充実が重要となり,各学校におけるカリキュラム・マネジメントの確立が求められている。加えて,情報科の科目を再編し、全ての生徒が履修する「情報Ⅰ」を新設することにより、全ての生徒がプログラミング、情報セキュリティを含むネットワーク,情報デザイン,データベースの基礎的内容の必修化および,データサイエンス等に関する内容の充実が,重要事項として挙げられている。

新しい高等学校学習指導要領では,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を介して,学習の基盤となる資質・能力の育成を目指すとともに、プログラミングやデータサイエンスなど専門性が比較的高い内容も指導するとされている。また,AI,ビックデータ,IoTに対応できる人材の育成を目指し,プログラミングをはじめとするSTEAM教育が小学校の学習フェーズから導入され注目されている。

新しい高等学校学習指導要領に基づいた情報科の授業では,どのような内容を,どのように教えるかをしっかり把握し,適切適量な教材および評価が大切である。また,令和7年度入学者選抜における大学入学共通テストに「情報」が加わることが決定し,授業内容の精選が求められている。

そこで,これからの情報教育ならびに情報科教育の発展と充実に向けて,どのような内容をどのように教えていくことが望ましいのか,新しい学習指導要領の円滑な実施に向けてどのように取り組んでいけばよいかを,カリキュラム・マネジメントや教科横断的学習といったキーワードも含めて,第15回全国大会で議論できれば幸いである。

日程概要

日程概要(2022年6月27日 更新)

研究発表プログラム

研究発表プログラム
※ 発表は1件15分(発表10分,質疑4分,交代1分)
※ 速報のため,第一著者のみを記載しています.



7月2日(土):研究発表1

セッション 1-A <10:15-11:30>【A会場】 セッション 1-B <10:15-11:30>【B会場】
10:15 Pythonプログラミングの知識習得度テストの試作と実践結果の検討
山川広人(公立千歳科学技術大学)
「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」に対応した科目の開発と試行
齋藤ひとみ(愛知教育大学)
10:30 高等学校「情報Ⅰ」における整列アルゴリズムの可視化プログラミング
稲川孝司(帝塚山学院大学)
課題に着手する気にならないときに着手する方法とその効果に関する評価
加藤由樹(相模女子大学)
10:45 ノンコーディング機械学習プラットフォームH2Oの教育への導入に向けて - 教材化とローカライズを中心に -
岩井憲一(滋賀大学)
情報入試受験者が抱える様々な課題と今後 〜大学入学共通テストにおける情報科導入に向けて
小野真太郎(慶應義塾大学SFC研究所)
11:00 医療大学英語授業におけるプログラミング教育への考察 内容重視学とPBLアプローチ
豊田典子(新潟医療福祉大学)
情報科における学習クラウドを用いた観点別学習状況の評価支援システムの試行
田中遼(東京学芸大学)
11:15 Webコンソールを利用したプログラミング実習環境の活用
坂田圭司(東海大学)
対面授業における遠隔 TT による授業支援と遠隔 TT 支援環境フレームワーク
鷹岡亮(山口大学)


7月3日(日):研究発表2

セッション 2-A <9:00-10:15>【A会場】 セッション 3-B <9:00-10:00>【B会場】
9:00 問題解決の縦糸・横糸モデルによる情報Ⅰ「(1)情報社会の問題解決」
玉田和恵(江戸川大学)
K16情報科教育の実現に向けた幼稚園におけるプログラミング教育の課題
安谷元伸(四條畷学園短期大学)
9:15 教材開発:ジャンケンに勝つ!-データの分析と予測,そしてデータマイニング,機械学習へ-
齋藤実(埼玉県立芸術総合高等学校)
高等学校「情報Ⅰ」におけるマイコンボードを用いたプログラミング教育の実施に向けたブロック型プログラムの変換
井手広康(愛知県立小牧高等学校)
9:30 情報社会の問題を発見・解決する活動の実践 ―「情報Ⅰ」での活用を目指した指導計画―
近藤千香(東京工業大学附属科学技術高等学校)
初等・中等教育におけるプログラミング言語の傾向とイベント処理プログラミングについて ~micro:bit を中心に~
喜家村奨(帝塚山学院大学)
9:45 高等学校情報科における通年型データサイエンス教育の取り組み -大阪教育学附属高等学校 WWL事業「デー タサイエンス基礎」を例に-
若杉祥太(大阪教育大学)
学習者の実態に応じたプログラミング学習における学びのデザイン -行動変容分析による個別最適な学びと協働的な学び-
佐藤万寿美(同志社女子大学)
10:00「情報I」データサイエンス分野の教材の提案
成瀬浩健(京都女子中学高等学校)

7月3日(日):研究発表3

セッション 3-A <10:25-11:40>
【A会場】
セッション 3-B <10:25-11:40>
【B会場】
セッション 3-C <10:25-11:40>
【C会場】
10:25 高等学校「情報Ⅰ」および中学校「技術科」の教科書における知的財産分野の現状について
吉田拓也(東大寺学園中学校・高等学校)
唯一解が存在しない問題に対して折り合いをつける力の育成
鈴木理生人(愛知教育大学)
SDGsをテーマにした情報Ⅰ「総合演習」用のゲーミング教材
松田稔樹(東京工業大学)
10:40 非情報系大学でのソートアルゴリズムの実践と比較
本多佑希(四天王寺大学)
カリキュラム・マネジメントによる情報Ⅰ「データの活用」の教材開発と授業実践 ― 地域課題と連動した「データの分析」と選挙における「統計的な推測」―
光永文彦(西大和学園中学校・高等学校 / 大和大学)
営業支援用プレゼンテーション3DCADを活用した 大学生による古民家リノベーション設計コンテスト開催報告
香川治美(九州産業大学)
10:55 大学におけるキーボードリテラシーの必要性
岡田工(東海大学)
STEAM 教材:PICAPICA プロジェクトの正課授業での運用と 双方向プログラミングと情報通信ネットワーク単元への適用を意識した拡張
香山瑞恵(信州大学)
量子アニーリングマシンを教室に ---Excel Solverを量子コンピュータによる最適化問題へのステップに---
室谷心(松本大学)
11:10 大学1年生(2022 年度)の高校在籍時における 教科「情報」の履修状況及びICT 利用状況に関する調査
松本宗久(神戸親和女子大学)
ソフトウェア開発におけるユーザー像の具体化とユーザーの要求について議論を深めるためのプロト・ペルソナ作成支援シートの提案 ―高校生向け英単語学習モバイルアプリを題材に―
平田篤史(広島大学附属福山中・高等学校)
入試問題から読み解く教材開発の考え方の提案
後藤貴裕(東京学芸大学附属高等学校)
10:25 「情報Ⅰ」学習指導要領への意識から見た高等学校情報部会所属教員の特徴
神部順子(高松大学)
情報セキュリティに対する意識向上を図る授業実践~総当たり攻撃・辞書攻撃視覚的体験ツールの開発~
山本周(聖学院中学校高等学校)

参加申込

※ 参加申込および参加費振込の期限:2022年6月17日(金) 624日(金)

※ 会員様で,年会費未納がある場合は,未納分を必ず事前に年会費専用口座にお振込みください.
全国大会用の口座とは異なります.また,年会費は全国大会受付で現金での納入はできません.
年会費納入状況や年会費専用口座については、学会事務局にお問い合わせください。

※ 本大会は,現地会場での対面開催とします(新型コロナウイルス感染が急速に拡大した場合はオンライン開催に切り替え).発表者および参加者は,大阪学院大学までお越しください.

大会参加費

会員種別大会参加費備考
正会員2,500 円(当日 3,000円)初等中等教員 1,500 円(当日2,000円)
学生会員500 円(当日 1,000円)
協賛会員2,500 円(当日 3,000円)
非会員3,500 円(当日 4,000円)

発表申込・原稿アップロード

発表申込・原稿アップロードについてご案内します。
  1. 申込期限

    • 発表申込および原稿提出の期限:5月31日(火)6月3日(金)  6月5日(日)
    • 参加申込および振込の期限:6月17日(金)
  2. 発表申込の注意事項

    1. 発表内容は,未発表のものとし,当委員会により認められたものとします。
    2. 発表のテーマは,情報科教育に関わるものとします。
    3. 登壇者は,本学会の正会員または学生会員であることが必要となっております.(連名の発表者はその限りではございません).会員でない方は以下から入会の手続きをお願い致します.
    4. 発表(研究発表・口頭発表のみ)の申込方法は,本学会全国大会 Web サイトからのみとなります。
    5. 研究内容を 2ページ の講演論文として作成・投稿頂きます(必須項目)。
    6. 本大会は,現地会場での対面開催とします(新型コロナウイルス感染が急速に拡大した場合はオンライン開催に切り替え).発表者および参加者は,大阪学院大学までお越しください.
  3. 原稿テンプレート

    原稿作成に当たっては,原稿テンプレートファイルをダウンロードし、ご利用ください。

  4. 発表申込・原稿アップロード

    発表申込には,事前に参加申込が必要です。

    下記のサイトにログインのうえ,参加申込・発表申込・原稿アップロードを行ってください。

新型コロナウイルス感染防止の観点から中止

企業展示・広告申込

企業展示・広告費

会員/非会員企業セッション ※1HPへのバナー広告 ※2
協賛会員10,000 円無料
非会員20,000 円20,000 円

※1 初日の基調講演の後に企業セッションとして発表枠を設定します。
※2 バナー広告を載せます。

広告・協賛金・企業展示申込書

全国大会企画委員会

会長 西野和典(太成学院大学)

委員長 浅羽 修丈(北九州市立大学)
副委員長 梅田 恭子(愛知教育大学)

委員
池田 勇(植木保育園)
井手 広康 (愛知県立小牧高等学校)
北野 堅司(東百舌鳥高等学校)
小松川 浩(公立千歳科学技術大学)
齋藤 実 (大宮高等学校)
坂田 圭司(東海大学)
砂原 悟(公立千歳科学技術大学)
鷹岡 亮(山口大学)
尋木 信一(有明工業高等専門学校)
西田 知博(大阪学院大学)
長谷川 理(武蔵野大学)
森本 康彦(東京学芸大学)
山川 広人(公立千歳科学技術大学)

現地実行委員会

実行委員長 武村 泰宏
副実行委員長 西田 知博
副実行委員長 稲川 孝司
副実行委員長 佐藤万寿美
事務局長 北野 堅司
会計 松本 宗久

委員
米田 謙三
竹中 章勝
横山 成彦
岩井 憲一

第15回全国大会講演論文集

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協賛企業
日本データパシフィック株式会社_2022
主催

日本情報科教育学会

後援

経済産業省
総務省
文部科学省
大阪府教育委員会

協賛

教育システム情報学会
情報コミュニケーション学会
情報処理学会 コンピュータと教育研究会
情報処理学会 初等中等教育委員会
電子情報通信学会 教育工学研究会
日本教育工学会