2023年度 日本情報科教育学会(JAEIS)第16回全国大会

開催概要

大会テーマ:情報科教育の実践と課題
日程:2023年(令和5年)7月1日(土)・2日(日)
1日目:ハイブリット(現地会場およびオンライン)
基調講演、招待講演、企画セッション、パネルディスカッションを予定しております。
2日目:現地会場のみ
研究発表を予定しております。
会場:東海大学品川キャンパス(旧・高輪キャンパス)(〒108-8619 東京都港区高輪2-3-23)

1日目のオンライン参加のアクセス先は、「参加登録ページ内」で周知予定です。

問い合わせ先:taikai@jaeis.org

お知らせ

  • 2023年2月10日:大会Webサイトを公開しました.
  • 2023年5月17日:発表申込および原稿提出の期限:5月17日(水) 5月26日(金)に延長しました
  • 2023年6月5日:「大会詳細」ページに日程概要を公開しました.
  • 2023年6月20日:「大会詳細」ページにタイムテーブルと大会プログラムを公開しました.

大会趣旨

2022年4月から高等学校では「情報I」が共通必履修科目となり,大学入学共通テストでは2025年1月から「情報」が出題される予定となっています.これに伴い,高校の教育現場では新たな教育内容や教育方法を開拓しながら,試行錯誤を経て,質の高い教育実現に向けた取組がなされています.また,2023年度からは発展的な科目として位置づけられる「情報II」が一部の高等学校で実施されることも受け,「情報I」と「情報II」における取り組みを併せて全国レベルで広く共有し,授業の評価と改善を繰り返していく必要があります.そして,その先に繋がる大学との接続の視点も考え始める必要もあります.本学会でも,昨年の全国大会で,教科情報の発展と充実に向けてどのような内容をどのように教えていくことが望ましいのか,さらにカリキュラム・マネジメントを通じた教科横断的学習の可能性について議論をしました.本年は,昨年の流れを受けて,教育実践の始まった「情報I」や具体的な検討準備に入っている「情報II」の教育内容や教育方法に関する有用な知見の共有と発信に努めることとします.
そこで本大会では,教科情報で進められようとしている教育実践における課題は何か?それをどのように解決していくのかをメインテーマに開催をしていきます.この課題の共有のためには,大会に集う参加者の日頃の実践を持ち寄り,事例の共有を行うことが肝要です.そのため本大会を,成功事例・失敗事例を含めて事例の共有を図ることで課題観を共有し,その先にある新たな展望を考える機会と位置づけます.高校の教育現場での授業に関する実践事例や「情報II」を見据えた検討事項,GIGAスクール構想における教育の情報化に関わる事例,プログラミング教育,カリキュラム構成の中での教科等横断の取組など,新たな情報科教育に関わる多様な知見の共有を図っていきます.あわせて,大学と高校の教員双方が集まる本学会の特色を活かし,高大接続に関する議論を進める機会とします.

研究発表プログラム

大会プログラム(6月30日更新)

※ 発表は1件15分(発表10分,質疑4分,交代1分)
※ 速報のため,第一著者のみを記載しています.

7月2日(日):研究発表1

セッション 1-A <9:30-10:45>【A会場】 セッション 1-B <9:30-10:45>【B会場】
9:30 タイピング練習サイトの開発と授業での実践報告

小関 啓子(大阪電気通信大学)

「教職課程履修生は ChatGPT を教育的観点からどう捉えたか

松田 稔樹(東京工業大学)

9:45 遠隔授業による教科「情報」の授業実践と課題

浅見 大輔(長野県穂高商業高等学校)

生成系 AI 活用に関する指針を大学生はどう考えたか

玉田 和恵(江戸川大学)

10:00 教科書の QR コードは小さすぎて GIGA タブレットでは読み取れない?

福井 亘(栃木県立黒磯高等学校)

チャット GPT を題材とした高校生の問題解決力育成 ー総合的探究活動の逆向き設 計による「情報I」の教材開発ー

近藤 千香(東京工業大学附属科学技術高等学校)

10:15 ベクトル学習のための学習支援ロボットを使用した授業の提案

町田 康政(東京学芸大学)

教材開発:ジャンケンに勝つ!その 2-データの分析と予測,そしてデータマイニ ング,機械学習へ-

齋藤 実(埼玉県立芸術総合高等学校)

10:30 教員向け・学生向けの著作権教育用教材の制作と公開

布施 泉(北海道大学)

教員養成学部における生成 AI の学校教育での活用に関する授業提案

阿濱 茂樹(山口大学)

 

 

7月2日(日):研究発表2

セッション 2-A <10:55-12:10>【A会場】 セッション 2-B <10:55-12:10>【B会場】
10:55 初心者向けプログラム言語の選択について ーCG プログラミングと Pyrhon の学習 順序に関する考察-

山住 富也(名古屋経済大学)

高大連携 ICT 問題解決力を育成するプログラム開発における 「情報デザイン」の 現状と今後

神部 順子(高松大学)

11:10 プログラミング学習の進展に対するアンケートと脳灰白質容積の可塑的変化 から の考察

本郷 健(大妻女子大学)

教員養成課程における「情報I」著作権に関わるアクティブ・ラーニング型模擬 授業の検討

山田 雅之(九州工業大学)

11:25 プログラミング的思考の構造化に向けた一考察 プログラミング的思考とスキー マの関連に着目して

高橋 信幸(岡山理科大学)

共通教科情報科において育成を目指す資質・能力の学習指導要領からの抽 出

長野 里音(東京学芸大学大学院)

11:40 Python を用いた重回帰分析をテーマとしたレベル判別テストの試作

上野 春毅(公立千歳科学技術大学)

高等学校情報科を対象とした教員の不安感を軽減するナレッジコミュニティ型学 習支援システムの設計

松島 拓路(福岡県立明善高等学校)

11:55 JavaScript と Python の即時相互変換が可能なプログラミング教材

後藤 孔(早稲田大学)

熟練の情報科教師の「翻案」過程において関係する知識 ―情報科教師が作成した 教材の構成と意図に着目して―

古賀 竣也(活水女子大学)

 

 

7月2日(日):研究発表3

セッション 3-A <13:30-14:45>【A会場】 セッション 3-B <13:30-14:45>【B会場】
13:30 幼稚園児を対象としたプログラミング教育用アプリケーションの考察

安谷 元伸(四條畷学園短期大学)

共通テスト「情報I」試作問題の校内実施結果報告 ー分析結果と生徒の反応から の展望ー

藤岡 健史(京都市立日吉ケ丘高等学校)

13:45 状態遷移図で表現したシステムの分割を題材にした情報II「情報システムとプロ グラミング」の教材の提案

喜家 村奨(帝塚山学院大学)

大学入学共通テスト「情報」 経過措置問題に関する考察 ー 旧課程履修者にと っての賢い選択とは ー

松尾 康徳(代々木ゼミナール)

14:00 探究科目から情報科目へのアプローチ

山下 裕司(山口県立岩国高等学校)

情報系短大新入生に対する大学入試センター試作問題『旧情報(仮)』の授業内 での実施結果

石塚 丈晴(大阪電気通信大学)

14:15 スプレッドシートから自動生成可能なプログラミング問題学習サイト

本多 佑希(四天王寺大学)

情報科における学習クラウドを用いた観点別学習状況の評価支援システムへの教 科書ごとの「指導と評価の計画」テンプレート機能の実装

田中 遼(東京学芸大学)

14:30 ドローンを活用したプログラミング教育 -教職大学院の授業での試行-

齋藤 ひとみ(愛知教育大学)

共通教科情報科「情報I」の教科書ごとの評価規準の作成と 「指導と評価の計 画」作成用テンプレートの提案

森 健人(東京学芸大学)

 

 

7月2日(日):研究発表4

セッション 4-A <14:55-16:10>【A会場】
14:55 情報科を軸とした他教科横断的な授業実践と評価

橋本 智明(仙台大学)

15:10 中高連携を意識した技術科での知的財産に関する授業の提案と実践

吉田 拓也(東大寺学園中学校・高等学校)

15:25 「社会と情報」の科目目標達成を目指した課外活動の構築と実践 ― AWS を活用 した西大和学園 生徒会電算部・技術統括局の取り組み ―

光永 文彦(西大和学園中学校・高等学校 / 大和大学)

15:40 デザイン記号論を取り入れたデザインプロセスの提案

三輪 理人(愛知教育大学教職大学院)

15:55 フリー画像と PowerPoint を活用する「情報デザイン」教育方法の提案

辻野 孝(京都光華女子大学短期大学部)

参加申込

※ 当日参加登録は可能です.
※ 参加申込および参加費振込の期限:2023年6月18日(日)

大会参加費

会員種別大会参加費備考
正会員初等中等教員
2,000 円(当日 3,000円)
その他
4,000 円(当日 5,000円)
学生会員1,000円(当日 2,000円)
協賛会員4,000 円(当日 5,000円)
非会員5,000 円(当日 6,000円)1日のみで2,500 円(当日 3,000円)

発表申込・原稿アップロード

発表申込・原稿アップロードについてご案内します。
  1. 申込期限

    • 発表申込および原稿提出の期限:5月17日(水) 5月26日(金)に延長しました
    • 参加申込の期限:6月18日(日)
    • 参加費振込の期限:6月20日(火)
  2. 発表申込の注意事項

    1. 発表内容は,未発表のものとし,当委員会により認められたものとします。
    2. 発表のテーマは,情報科教育に関わるものとします。
    3. 登壇者は,本学会の正会員または学生会員であることが必要となっております.(連名の発表者はその限りではございません).会員でない方は以下から入会の手続きをお願い致します.
    4. 発表(研究発表・ポスター発表・デモンストレーション発表)の申込方法は,本学会全国大会 Web サイトからのみとなります。※第16回全国大会は、研究発表のみとなります
    5. 研究内容を 2ページ の講演論文として作成・投稿頂きます(必須項目)。
  3. 原稿テンプレート

    原稿作成に当たっては,原稿テンプレートファイルをダウンロードし、ご利用ください。

  4. 発表申込・原稿アップロード

    発表申込には,事前に参加申込が必要です。

    下記のサイトにログインのうえ,参加申込・発表申込・原稿アップロードを行ってください。

託児案内サービス

今年度は託児案内サービスは実施いたしません.

準備中

会員/非会員展示HPへのバナー広告
協賛会員10,000 円無料
非会員20,000 円20,000 円

全国大会委員会

会長 森本 康彦(東京学芸大学)

委員長 小松川 浩(公立千歳科学技術大学)
副委員長 山川 広人(公立千歳科学技術大学)
副委員長 長谷川 理(武蔵野大学)

委員
浅羽 修丈(北九州市立大学)
井手 広康 (愛知県立小牧高等学校)
梅田 恭子(愛知教育大学)
齋藤 実 (大宮高等学校)
坂田 圭司(東海大学)
砂原 悟(公立千歳科学技術大学)
尋木 信一(有明工業高等専門学校)
古本 知大(愛知県立半田東高等学校)
横山 成彦(大阪学院大学高等学校)

現地実行委員会

委員長 坂田 圭司(東海大学)

委員
岡田 工(東海大学)

協賛企業

アディッシュ株式会社
ウチダエスコ株式会社
infoss
学映システム
主催

日本情報科教育学会

後援

文部科学省
経済産業省
総務省

協賛

教育システム情報学会
情報コミュニケーション学会
情報処理学会
電子情報通信学会 教育工学研究会
日本教育工学会